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ビジネスモデル・ジェネレーションはやばい

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書

各地で読書会なるオフ会も開かれ始めている。
米国ではすでに一年半前から出版されていて、オンラインコミュニティも充実した様相をしめしている。

なにがやばいかって、韓流ドラマが流行ったときのその仕組に似ていた。

韓流ドラマって台本が無くて、放送があった当日のインターネット掲示板などでものすごい次のストーリーの言い合いがはじまるのだそうだ。そして、その結論が多い意見をふんだんに取り込み翌週の放送に盛り込まれるのだ。まるでソーシャルドラマである。

多数派の意見を取り込むわけだから、盛り上がらないわけがない。
掲示板で盛り上がる面々には若者からプロの大人まで真剣に議論されるのはさすがの国民性である。
そしてまだ見ぬドラマの展開をまさに創り上げていき、番組制作会社はそれを拾うのである。
役者も演じたいストーリー展開に手を貸すように掲示板に書くかもしれない。番組スポンサーも「xxの持っていた商品ってイメージよくない?」とか仕掛けるのも可能である。しかしインターネットの浄化作用が働きそんなにはうまくいかないだろう。

話を書籍に戻そう。
この本は、株主、経営者、マーケター、デザイナー、プログラマー、起業家、コンサルタント、投資家と、さまざまなポジションの人を対象にしている。

構成としては5つの章にわかれているが詳細は実際に手にとって確認してほしい。

Googleの収入源やiPod,iTunesの成果なども盛り込まれており、とてもセンセーショナルでしかもどこかでみたようなビジネスモデルたちが登場する。それらを参考に自分のポジションを明確にして議論を問いかけるのが本書ではないだろうか。

先日の発売前に大手書店を回って置いていないか店員に聞いてみたところ「まだ入荷前です」との声が3軒中3軒から返ってきた。「未入荷」ではなく、「入荷前」ということだった。少なくとも入荷予定であり、発売日には販売される予定だといのである。

そして2月10日の発売日に有楽町の交通会館にある三省堂書店に行ったところ、新刊書棚の一番目立つ最上段に「注目!」というポップとともに並んでいた。

これらのエピソードだけでも日本ではこれから盛り上がろうとしているのがひしひしと伝わる。

それだけじゃない。Facebookではすでに読書会を呼びかけるポストがあった。かくいう私もビジネスモデル・ジェネレーション読書会グループを立ちげたほどだ。

興味がある人はぜひ参加してほしい。

ビジネスモデル・ジェネレーションは英語表記でBusiness Model Generationであり、BMGと略される。
そのうち、これまで流行った、SCMやCRMのような用語に肩を並べて、業界をリードするカンパニーになるために、BMG事業部やBMGセミナーといった用語が飛び交うようになるであろう。

まずは一読することを強くおすすめする。