宇宙図は集合知にどう影響を及ぼすか
http://www.nao.ac.jp/study/uchuzu/index.html
宇宙好きの私としてはだまっちゃおれない。
宇宙図というのが話題を呼びそうだ。
文部科学省監修のこのコンテンツは4月12日から正式オープンだそうだが、
すでに予告編が見られるのだが、全国小中高、科学館、プラネタリウム館、公開天文台に配布されるとのこと。
概念的には科学ファンならずともすんなり理解でき、なんら矛盾点など見つからないのだが、
センターにでかでかと配置されているメインの宇宙図にはなんとなく違和感を感じた。
上下の縦軸が時間軸である点である。
これまで時間軸が縦軸で登場するのは距離や速さを算出する際や時系グラフを記述する際であった。
歴史年表や理化学の時間軸は主に横軸であった。
左から右へ視線を動かす見方は時間の流れを直感しやすく、下から上へ視線を動かす見方は高層建築物や偉大な芸術作品等でしか使用しない。
よく考えるとテレビ欄は時間軸が縦だが、これは過去よりも未来が下に来る。
大胆な構図を採用したもんだなと思った。
宇宙ファンならあっさり受けいれられるが、人類の起源を宗教上の理由で”教え”に沿って信じている方々はこの図を受け入れるのだろうか。
こういった議論を呼び起こすに十分な図であることはたしかだろう。
そういう意味ではこの図は歓迎である。