ネットランダム改変

はてなダイアリーからはてなブログにインポート。

無断リンク

まったく逆の主張が同じ精度でエントリーされている。

http://blog.drecom.jp/akky0909/archive/402
リンクやトラックバックはweb上で認められた自由な行為であり、その自由を一方的な理由で阻止しようとするからには、あくまで阻止しようとする側から行為者に対する「個人的なお願い」という形であるべきです。そして「個人的なお願い」である以上、それに従うかどうかは行為者の「個人的な判断」ということになります。
 マナー、マナーと簡単にいいますが、ここでもう一度、マナーという概念について深く考えてみる必要があるのではないでしょうか。

http://blog.y-iweb.com/archives/000220.html
それを、相手の些細な間違いをはてなブックマークで「吊るし上げ」られても、放置プレイで「個別に解決してください」。理由は「リンクは自由だから」つまり、「無断リンクを主張する人間の、ネットの知識が100%でないから悪い」「はてなはてなユーザーは悪くありませんから」って、そりゃつれないよ近藤さん、と思うのは私と真性引き蘢りさんだけなんだろうか。

私は仕事柄、無断リンクは禁止にしてはいけないと思います。
無断でリンクをつけることが可能な状態、設定にしている管理者の主張として、
誤っているのだと思います。

今までブラウザで行っていたローカルなブックマークに関しては管理者も黙認してきたんでしょうね。
それは防げないですし、たとえばオフラインで閲覧していたユーザが更新情報を再取得するためのローカルブックマークなどなのでしょうから、管理者も制することはしなかった、というかできなかった。
現にアクセスログのほとんどはたいていブックマークなのですから。

しかし、ソーシャルブックマークとなると話は別な気がします。
しかもはてなブクマの場合、個人で利用するためのローカルブックマークではなく、そこに公共性を併せ持つブックマークとしてエントリーされているのですから、これまでリンクする側が1セッションだったのに、ソーシャルなつながりで大量にリンクされると管理者もたまったもんじゃないでしょう。

また、ちかごろネットでは悪意が生まれるとソーシャルの所為で雪だるま式に膨れ上がり、とても大きな被害を生んでいる気がします。
これはソーシャルの今後の課題でしょうが、これまでのマナーやルールが通用しない状況となっている気がします。

このように管理者は以前とは違うユーザが増えていること、依然とは違うサービスが増えていることを今一度考える時期に来ているのだと思います。
無断リンク禁止とした経緯や、サイトの構造自体を。

もちろん、サービスを提供する側は最低限、どのようなユーザがいるのか、どのような展開が予想されるのかを常に想定しておくことは言うまでもありません。

  • WEBというのはリンク、トラックバックという機能を前提として作られており、無断リンクまたは無断リンク禁止という言葉はマナーという通念的な概念でしかないため、技術者、サービス提供側は禁止するのはおかしいと主張する。
  • これまでのサイト管理者はサービス提供側はプラットフォーム的な位置であること想定してきたため、運用ルール、マナーをサイトごとに管理してきた。
  • サービス提供側は、技術の進歩、WEBへのマーケット拡大に伴い、多様化してきており、これまでのプラットフォームだけでなく、運用ルール、マナーにまで入り込んできている。
  • どちらも、意識があっていない。