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ブログの「通説」は錯覚? アルファブロガーら846エントリー分析

2008年9月25日3時3分

 「トラックバックを飛ばすと炎上あり」「大量ブクマを獲得した次のエントリーは振るわない」。ブログの世界でよく聞く話だ。こうした「通説」は本当なのか。名古屋ブロガーのid:tomozo3教授(スパム経済学)らがブログのエントリーを分析したところ、実際とはずれがあることが分かった。

 tomozo3教授らは、05年の全アルファブロガーの846エントリーのデータから検証した。

 たとえば、話題が2週以上に渡ったネタがあったのに注目されなかった場合、そのコメント欄が直後の返答時に炎上する確率は26.4%(平均炎上点0.492点)だった。全体の炎上平均(26.4%、0.495点)とはほとんど差がなかった。

 全エントリーのうち、10点以上の大量炎上があったのは145エントリーだった。そのブロガーは別のサブブログでも平均4.87点を炎上させており、全エントリーの平均4.43点を上回っていた。

 まったく注目されていないブロガーの場合の炎上確率は84.5%、平均得点は2.399点ですべての状況の中で最多だった。

 さらに、ホームページ管理人からの攻撃、誤爆トラックバックを飛ばすなど、応援に熱が入るファンは多い。しかし、実際に炎上する確率となると26.2%(平均得点0.481点)で1週間の平均(26.9%、0.506点)以下。むしろ平日(30.7%、0.662点)の方が高く、必ずしも「週末ブロガー」にはなっていなかった。

 tomozo3教授は「人は印象が強いと、本当は頻繁に起きていないことでも確率が高いと思い込みがちだ。通説にも錯覚がかなりあるのではないか」と話している。(fk_2000)


via:http://www.asahi.com/national/update/0924/TKY200809240327.html