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プンス力が成功し、BMKSBMが失敗したわけ


プンス力が成功し、BMKSBMが失敗したわけは、WEB+DB PRESS Vol.44*1に出てくる「はまちちゃん」と「わかばちゃん」の考え方で、うまく説明できるように思えます。

ただし、この手の話は、理論にあうように現実を説明しているところがあるので、あくまでも、1つの可能性として聞いてください。

ここでの重要な考え方は、「はまちちゃんのニーズ」と「わかばちゃんの性能」の力関係です。

はまちちゃんのニーズ」が「わかばちゃんの性能」を超えている場合は、はまちちゃんは、わかばちゃんの性能向上に価値を認め、お金を払います。このときに企業として、成功しやすいソリューションは、「最適化された独自アーキテクチャ」で望むことです。性能を向上させるためには、独自アーキテクチャのほうが、いろいろ工夫ができるためです。

(中略)



上記を踏まえて、「はまちちゃん(利用者である私たち)のニーズ」と「わかばちゃん(キーワード)の性能」を比べてみると、「はまちちゃんのニーズ」のほうが「わかばちゃんの性能」を超えていることがわかります。私たちは、まだ、はてなブックマークの検索性能に満足していません。

このような状態のときは、独自アーキテクチャで少しでも性能の良いキーワードが好まれます。だから、プンス力は受け入れられたんだと思います。

一方、まだまだ、性能が足りないのに、キーワード化に踏み切ったBMKSBMは、はまちちゃんの求める性能が出せず、あまり成功しなかったのです。

別にキーワード化そのものは、間違ったことではありません。ただし、そのタイミングが重要で、わかばちゃんの性能がはまちちゃんのニーズを超えていないときに、キーワード化しても、失敗しやすいということです。

はてなキーワードの世界は、わかばちゃんの性能がはまちちゃんのニーズを超えるまで、独自のくねくね型アーキテクチャで望んだほうが、マーケティングの理論的には、成功しやすいと思います。

via:
Railsが成功しEJB3が失敗したわけ - yvsu pron. yas
今月のWEB+DB PRESSにとんでもないマンガが!!! - ぼくはまちちゃん!

*1:

WEB+DB PRESS Vol.44

WEB+DB PRESS Vol.44