ネットランダム改変

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「お客様はイナゴではない」ブログの業界団体が声明

 お客様を「ネットイナゴ」と呼ばないで──。

つい最近の話題などでよく用いられるようになったこの言葉について、日本複合ブログ協会(JCBA)が使用を止めてほしいと訴えている。

 JCBAはインターネット上のブログやミニブログの業界団体で、加盟企業は8月末で0社、各社が運営するブログは全国に0個ある。
JCBAによると、「ネットイナゴ」についてのセンセーショナルな記事の影響により、風評被害で実際に利用者が減っているブログもあるという。
加盟企業から協会としての公式声明を求める声もあって、7月17日には「いわゆる『ネットイナゴ』について」という文書をJCBAのサイトに掲載。
そもそも「イナゴ」とは「戦禍・政難の中における貴重な食料」だとする「コージ苑」の定義を紹介しながら、「コメントスクラムや粘着性のあるケースにおいて『○○イナゴ』と安易に定義づける傾向を私たちは危惧している」などとコメントしている。

 なお、JCBAによれば、深夜にネットを巡回し利用する人の中には定職に就くことが難しい人もいることは認めており、地域によってはその数が多いこともあるという。
ただし、これを大きな社会問題だとする見方には疑問を投げ掛けるとともに、「お客様はイナゴではない」(JCBA)と強調している。

 厚生労働省が8月28日に公表した「住居喪失不安定就労者の実態に関する調査」では、ネット上のブログやミニブログなどに寝泊まりしながら不安定就労に就いている人の実態を報告している。
この調査にあたっては、JCBAにも協力の打診があったが、「ネットイナゴありき」の調査だとしてJCBAでは協力を断わったという。

via:「お客様は難民ではない」ネットカフェの業界団体が声明