ネットランダム改変

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はいみなさん。メディアリテラシーのお時間です。

 先日、某chで豚肉をコーラに浸す映像が流行ったそうだ。
自分は見ていないがかなり気分を害する内容で、コメントの中には「牛肉→BSE、鶏肉→インフルエンザ、豚肉→今回の映像で肉食の方は食べるものが無いなw」というような感想があった。

 この映像を見ることは絶対にお勧めしないが、医学都市伝説というサイトでも見られる。このサイトでは医学見地からこの映像をネタと認定しているのだが、こういった映像だけで話題が騒然となり、科学的に否定する文章の方はあまり普及しない傾向がある。

 かの狂牛病のニュースがお茶の間のテレビで流れたことは久しいが、当時、ほとんどと言っていいほど、同じ映像が使われたものである。例の牛が生まれたての小鹿よろしく、足を震わせて、結局転んでしまう痛々しい映像である。あの映像をみて、牛肉を敬遠してしまう傾向になった主婦はとても多いのだろう。

 ここでの政府の失敗は科学的に安全を証明することが解決策であるとする措置をとったことで、最終的には米国との貿易均衡を脅かす事態にまで広げてしまったことである。
最近では落ち着いた感があるが、SARS鳥インフルエンザと、その場当たり的な措置がマスコミに面白いように取り上げられ、結果国民への影響を大きなものにしている。

 本当に必要なことは正しい情報を正しく取捨選択できる方法を広めることであり、実際に現場へ行って自体を収拾にあたるのは専門家に任せるほかないのである。

 ここで提案だが、各個人は正しい情報がなんなのか、誤った情報を仕入れた場合にどうすればよいのかを常に変化させながら情報を取得してみてはどうか。違ったアングルで表現するならば、情報とは集めるものではなく発信するものであることをポリシーにするのである。

 情報を集めると聞くと、なにやら情報が流れてくるものかのように聞こえる。ただしこれは古きよき時代の情報の性質である。かつて新聞から読み取る情報、ラジオから流れてきた情報、またテレビから流れてきた情報など、あらゆる情報はかつてマスメディア企業から取得していたのである。
これを単にマスコミュニケーションととらえるなら、現代はインターネットによるパーソナルコミュニケーションが主体となってきている。

 話を結ぶ。パーソナルコミュニケーションをするにはどうすればよいか。情報の発信である。mixi、ブログ、wikiなどで情報を発信する側に回ることで情報取捨選択がうまくなるのである。うまくないとしても、コメントやトラックバックで訂正してくれるユーザがいるだろう。ときには指摘・否定・罵倒をうけることもあるだろう。しかし、そういった声は全て意見として受けとめ対処することで、さらなるリテラシーが養われることになる。さあ、おそれずに情報を発信してみてはどうだろうか。