ネットランダム改変

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Web2.0特集

CNETをご覧の方はご存知だろうが、2006年が明け、スタートダッシュ特集としてWeb2.0特集が組まれている。

『[http://japan.cnet.com/column/web20now/:title=[特集]Web2.0の現在]』だ。

特集第1弾は映画の宣伝アプローチにブロガーを利用したことを題材とし、新興マーケットをねらう企業の取り組みをスタートレック・マニアなるサイトを例に書き綴ってある。
はっきりとした結論は出ていないがP2Pネットワーク、検索がこれらの鍵であるとともに
「雑音は非常に多い。しかし、そのどこかに知恵が潜んでいる」
と締めくくっている。

第2弾はwikiについてだ。
日本でも阪神淡路大震災でインターネットの掲示板やチャットが一般化したという説が多いが、昨年アメリカを襲ったハリケーンカトリーナwikiを最速メディアとして躍り出たとしている。

天災の様子は各国のメディアがこぞって情報を配信したが、勝利を勝ち取ったのはwikimediawikinewsとのこと。またwikimediawikipediaというオンライン百科事典を手がけている。

ハリケーンカトリーナはメキシコ湾からさまざまなものをアメリカ大陸に持ち込んだと言われるが、
オンラインの世界ではジャーナリズムにwikiを持たらせたといっても過言ではない。

第3弾はタギングフォークソノミーについてだ。

実例を挙げる際にYahooのFlikr、Deliciousの買収を持ち込んでいる。
また、Technoratiはもっともタグに注力しているとし、タグの進化を心待ちにしているといった内容になっている。

現在、タギングと検索はWebページにたどり着くための方法としては競合している。しかし、2006年中にこれは融合せざるを得ないほど、タグは注目されているとのことである。

第4弾はマッシュアップ
もともとはアーティストやDJが2つの曲を合わせて、ひとつの曲を作ることを意味する音楽用語であったそうだ。

私が思うにオープンソースの世界ではしばしばマッシュアップが行われており、
マイナーバージョンを上げるのにいくらか長い月日が必要であった。
しかし、このマッシュアップAPIレベルで公開されたソースに手を施し、
ギークごとにソースを管理し拡がっていった。

現在もっともHOTなAPIは地図APIで、地図出版社に変化を迫る勢いであるという。

また、これらのマッシュアップされたAPIを有料化する動きも見られるという。

地図APIに手に施し公開することで、その利用者がその地図API経由でレストランや映画館、ホテルなどを利用した場合、利用料の何%かをAPI提供者に支払うというもの。

これはそのうち、どのAPI開発者に投資するかで、その開発者が公開するAPIの売上の何%かをもらうといった。API証券化がはかれるのではないか。

俄然注目していきたい。