軽く感動を覚えた
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/monthly/2001/150-h13_03/150-topics3.pdf
フィンランドにおいては携帯電話は非常に普及しており、様々な使われ方をしている。私の携帯電話は日本では使えないので、あたかも触覚を失ったような感じがする。米国では、会社の幹部が人前で携帯電話に出ることは品位を落とすと感じる人もいるようだが、携帯電話の本当の価値は、急いで決定をしなければならないときに、決定権を持った人とすぐに連絡がつくということにある。この点で、階層社会には馴染まないメディアであり、フィンランドのように下の者が上の者に自由に直接ものが言える階層構造の薄い社会に適したメディアである。フィンランドは携帯電話によりさらに階層構造から解き放たれたと言える。
チャットやリナックスもフィンランドから生まれた。そこにある基本的な考え方は、人を主体的な存在としてとらえ、権限を人々の身近なところに委譲することである。
