Oracleではまってみるテスト

次は、「プロジェクトＸ」のおハナシ。
New Mission Oracle8i（Solaris版）
インストール・エラーを回避せよ
【質問者：zero-oneさん】
〜Oracle8iデータベースの部屋 #19548
Oracle8iをサイレントモードでインストールしようとしていますが、インストーラを起動しようとするとエラーになります。どうしたらよいですか?
　というご相談。ずいぶんと威勢のいいタイトルですが(^^)皆さんからの評判はともかく、私は好きです、こういうの。ところが威勢のよいタイトルに反して内容はだんだんと弱気になっていくんです、これが。zero-oneさん、 ./runInstallerコマンドを実行してもどうしてもエラーになってしまうそうです。どうやらこの方、Xの環境にあまり詳しくないご様子。環境はSUN FIRE V100 NETRA 120。買ったばかりだとか。「あのー、NETRAってローカルのグラフィックカードが入っていないんじゃなかったっけ?（ででさん）」えー?! それが本当ならば、他のマシンのX環境経由でないとインストールできませんよ。

　X環境というのはX-WindowをはじめとしたUNIX向けのビジュアル環境のことです。グラフィックカードがなければビジュアル環境があるはずありませんものね。Oracle8i以降はMicrosoft WindowsだろうがSolarisだろうがLinuxだろうが、Java環境（Java Virtual Machine環境）が動作するビジュアルな環境がないとUniversal Installerが動作しません。UNIXの場合はX環境が必要になります。「NETRAはグラフィックカードもっていないですよ。（Cさん）」やっぱり。「他のSunワークステーションのでも、LinuxのXでもWindowsにXサーバーソフトを入れてもいいからとにかくX環境が必要です。（ででさん）」というわけで仕切り直しとなりました。

　別環境をつないで再チャレンジしたzero-oneさん。ところが「やっぱりだめです。」（#19605）エラーログを見るとどうやらやっぱりJava 環境の様子。「じつは、あれだけ言ったのにX環境がないからというオチだったらどうしようか。（ushitakiさん）」そりゃあ笑える。ところが何と! 「Windows2000のクライアントからSUNのサーバーにteraterm（フリーのターミナルソフト）でつないでいるんですが…（zero- oneさん）」teratermじゃXの代わりにはならないんですよ…。というわけで、ushitakiさんのオチどおり。そりゃあ無理でしょ。「サイレントモードでもX環境は必須なんですよ。（Cさん）」zero-oneさん、X環境というものがよくわからないままトライして、苦労しています。

　で、すったもんだの末、三たび挑戦。「やっぱりうまくいきません。（#19661）」おいおいおい…。今度はWindowsにXエミュレータを載せてチャレンジしたそうです。それでもうまくいきません。「サイレントモードのことは忘れてX環境の設定に専念しましょう。（ででさん）」そろそろ皆さんが言いたい放題になりかけた頃、トライが始まって10日目にXエミュレータがようやく起動。今度はサーバーのパラメータが問題だっただけのご様子。おめでとうございます! 結局、サイレントインストールではなくGUIでのインストールとなりましたが、久しぶりに大難産のインストールの巻でした。

まったく同じ目に。。